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昭夫は悩んでいた・・・自分がマゾだと自覚していながら、政府の自主的要請に応じず3 年間も隠れマゾとしてひっそりと生きていた。
3年前にマゾ非人間宣言が採択された時は、物凄い衝撃を受け、その先の世界を妄想し悦に浸っていた。
しかし、いざマゾとして出頭しようと思ったら、出来なかったのである。あんなに自分が望んでいた世界があるにもかかわらす・・・何て小さい男なんだ・・・そんな時一人の女性が映像で全世界にメッセージを送った;
「マゾとして生まれてきたのに、女性にお仕えしないマゾなんて・・お前の存在価値は何なのかしら?女性を崇拝し女性のために生き、女性の快楽のために命を捧げる事。分かってるわよね、もう待てないわよ、お前がいるべきところに向かいなさい」
マゾなら即座に膝まずくような美女の声に触発されて、全世界で数多くのマゾが出頭した。
私も惹かれたのである。
そうなると出頭者の唯一で最後の権利である所有権理人願書を渡すお相手を決めることができる。
誰にお願いしようか・・昭夫は2年間の夫婦生活の後、離婚した元妻の久美子にお願いをすることにした。久美子とは仕事関係で知り合い、交際3か月で結婚したが、昭夫の女性崇拝嗜好などでSEXレス夫婦となり、ほとんどただの同居者としての生活が続いた。
もちろんマゾだとうちあける事もなく最終的には離婚となったのである。
やはり彼女しかいない・・・彼女にお願いしよう・・・
昭夫はすぐにLINEをして連絡を待った。20分後、3日後、彼女の家で会えるという連絡。
久美子は離婚した翌年、再婚しており、お子様も生んだことを人づてに聞いていた。
彼女以外には聞かれたくない・・そんな気分だった |
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3日後、ドキドキしながらインターフォンを押した。
13年の歳月が過ぎ、彼女は36歳になっていたがその美しさは変わっていない、というか以前よりもさらに魅力が増していた・・
ああ・・このお方のマゾ奴隷になりたい・・一目でそう思ったのだ。
「久しぶり、どうぞ・・」
ああこの声・・本当に久しぶりだ・・
「これ、好きだったお菓子・・」
「あら、覚えてたんだ、意外」
「あ、ご家族は?」
「今は夫も会社だし、娘も学校よ」
2人だけの時間も確認できた・・
とりとめもない話しをして時を過ごして、一瞬の静寂 ここだ・・・昭夫は急に久美子の前に跪いた。
「久美子様・・・実は私はマゾなんです・・・」
「・・・・」
何も言わない彼女
「どうか、わたくしめの所有者様となっていただけないでしょうか?」
わたしは床に額をこすりつけてお返事を待つ・・
「マゾ・・ふーんやっぱりね・・・何となくそうじゃないかと思ってた」
意外な反応だった
「だから私を抱かなかったの?」
「申し訳ございません・・・わたくしめにとっては久美子様は高貴で崇拝の対象でした。とても自分の卑しい身体を久美子様に・・・で、できませんでした・・」
「今となっては言い訳にしか聞こえないわね、でどうしたいの?」
「私はマゾですので出頭すれば、人権を奪われ全てを失います、そしてその全てはご所有者様のものとなります、そのご所有者様になっていただけないでしょうか?」
「都合の良い話しだわ、自分勝手に結婚して離婚して、自分がマゾだからその所有者になってくれって、どこまで私を利用するのよ?」
「決してそのような・・わたくしめは本当に心から久美子様をお慕いし、崇拝しております・・本当です・・」
「お願いする人は他にもいるんじゃないの?」
「いいえ、私にとって久美子様以外は考えられません・・・お願いです・・どんな事でもします。お好きなだけ使って下さい・・お願いします・・お願い致します」
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「本当に何でもできる?奴隷よ、奴隷・・・分かってるの、人間じゃなくなるのよ」
「はい・・私にとってこれが生きてゆく唯一の道だと思っています」
「どうやら本気みたいね、いいわ、私の靴の裏を舐めて!」
「えっ・・」
「どうしたの?何でもできるのよね?」
昭夫はびっくりした、あの久美子がこんな事を言うなんて・・
「はい、久美子様・・ありがとうございます・・」
昭夫は久美子が上げた右足のパンプスの靴底を舐め始めた・・
「ホントにやるんだ・・ふふ」
「私もまるっきりマゾについて知らないわけでもないし、少し興味はあったの・・お友達にもマゾを使ってる方も結構いるのよ、よし反対の靴も・・」
一心不乱に靴底をなめる自分を久美子様はどう見ているのだろう
「お止め!一つだけ聞いておきたい事があるの・・というより確認かな・・・」
「はい、久美子様。何なりと・・・」
「マゾって女性の排泄物を食べるって本当?あなたもマゾだから、ウンチ食べるの?」
意外な質だった。
「はい・・その・・ご所有者様・・ミストレスと申し上げますが、そのご命令でしたら・・」
「命令だから仕方なく食べるの、じゃあ本当は食べたくはないんだ?」
「いえ、その崇拝するミストレスのお身体から出たものは全てマゾにとっては尊い賜りものとしていただきます・・なので黄金も聖水も・・・」
「はっきり答えなさいよ、私のウンチ食べたいの、食べたくないの?」
「は・・・はい。食べたいです・・・・」
その時、明らかに久美子が昭夫を見る目つきが変わったのである
やっぱりマゾは人間じゃない・・・そう思ったのだろう。
「いいわ、必要書類を揃えて、明日来なさい、一緒に出頭してあげる、主人や娘には今日の夜話すわ」
「あ、ありがとうございます久美子様」
もう一度足下に土下座した私の頭を彼女の靴が踏みしめた。
「ああ・・幸せです・・・久美子様・・・」
元妻のマゾ奴隷として生きていくことになった昭夫・・・
これから彼は人権・財産など全てを没収され、女性支配という究極の世界を知る事になる・・
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